絣職人の徒然日記

上記の広告は2週間以上更新のないブログに表示されています。 新しい記事を書くことで広告が消せます。  

今日は｢重要無形文化財｣になる作品の藍染をやりました。


来週末に機織りの検査があるので、それ迄に機織り出来る状態にしとかないと、検査委員さんに怒られます。時間的にギリギリです。

午前中に15回染めました。藍の調子が良かったのでけっこう濃い色になりましたが、まだまだです。


午後から12回。あんまり濃くなった気はしませんが、20回以降の染めは色を｢濃くする｣よりは色に｢深みを出す｣と｢染めむらをなくす｣意味合いが強いです。
色に深みが出てくると、同じ紺色でもより濃く見えます。

ちょっと気になるところがあったので、あと6回染めて終わりました。

合計33回。これ以上染めると、藍の調子が悪くなる(体力的にもキツい)ので、更に染めたい時は、１度藍を休ませて続きを染めます。
今回はよく染まった(と思う)し、師匠(親父)のOKも出たので、ここでお終いです。