› 絣職人の徒然日記 › 2011年05月14日

  

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2011年05月14日

糸の話 その2(横糸編)

昨日に引き続き糸の話を。



今日は「横糸」です。
久留米絣では縦糸と横糸の太さが同じ、または近い太さの糸使いが基本です。

細番手の糸を使えば、生地厚が薄くなり、細かい柄も出しやすいですが
織るのが大変なので、機械織りで使われる事が多いです。

逆に太番手の場合は生地厚が厚くなり、細かい柄が出にくいですが
織るのが早いです。

双方、一長一短ですね。

うちでよく使うのが30/単と言う糸。これは30番単糸(撚合わせてない1本糸)と言う意味で、60/2や40/2の縦糸と合わせます

手織りでは、縦・横共に40/2の糸使いや、12番ネップと言う手紡ぎ風の糸が多いです。




その生地を使う季節や商品によって問屋さんからリクエストされる事もあります
例えば「冬のコートに使うから地厚の生地を」と言われれば、太番手の糸を使うと言った具合です。

うちでは5、6種類を使いますが、多い所は20種類近い糸を使い分けている工房もあります。

絣が着物中心から洋服中心の生地になってから、使用糸の種類がかなり増えたと思います。

それだけ多種多様な製品が出来ているって事ですね  


Posted by トムトム at 20:17Comments(2)久留米絣