絣職人の徒然日記

今年春から制作中(7･8･9月はちょっと休憩してましたが)の重要無形文化財指定を受ける反物。
今日、制作過程｢織り｣検査がありました。

そこで判明した残念な事実。
春に制作契約したデザインと、今制作中のデザインが微妙に違う。

決定稿のデザインは矢印部分の縦線を消す修正をした物で、今制作中のデザインは修正前の物。どこかで決定稿と入れ替わったらしい･･･
全く気づかんかった･･･

??決定稿はどこ行った?
手元にないんだけど･･･

あっても違和感ない(消した事すら憶えてない位なので)そのまま制作するか、作り直すか、その場で緊急会議の結果
｢文化庁に提出した制作契約書に添付したデザインと同一の物でなければならない｣
と、言う事で｢やり直し｣となりました･･･
めちゃめちゃへこみます。
あまりにへこんで検査中の写真、撮る気になりませんでした。

が、へこんでばかりいてもしょうがないので、今晩から早速制作開始です。