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2012年02月06日

難問解読

問屋さんから注文のあった生地

難問解読

織った覚えはあるものの、どのくらい前に織ったのか・・・?
うちに端切れすら残ってないし、糸の番手や本数の計算もない。
もちろん、問屋に納品した覚えもないのですが・・・

納品書もあるし、問屋さんが現物を持ってるって事は
納品したんでしょうね(; ̄ー ̄A


問屋さんから端切れをもらってきて解読します。

黒い縞とは別に、生地自体に微妙な縞があるんだけど
染色はしてないので、糸番手の変化で縞を作ってるみたい。
60番手と40番手の組み合わせ。こんな事滅多にしないのに・・・・

横糸は・・・無地じゃない・・・しかも藍染って・・・

難問解読

なんとか縦糸本数も判明し、計算できましたが・・・

何を思ってこんな特殊な生地織ったのか・・・

多分、何も考えずに思い付きで作ったんでしょうね(笑)
生産ラインナップに入れるなら、こんな面倒な事は
しないので。

採算も考えてなかったみたいです。
午後から問屋さんに行って交渉してきます。


Posted by トムトム at 13:07│Comments(2)
この記事へのコメント
ちょっと みかけない織物ですねえ 
 なんとも 味のある布じゃないですか
 帯も多彩に合わせられて 顔映りも
 物凄くよさそう。最近 織物は何より
 顔映りが大事と再認識しています。
Posted by ふくひろ 若旦那 at 2012年02月07日 07:47
ふくひろ若旦那さま
生地自体は家で織った物で
括りの技法も使ってますので「久留米絣」です。

ただ、残糸整理で有り合わせを適当に組んで織ってるので・・・
まさか注文が来るとは思ってなかったです(笑)
Posted by トムトムトムトム at 2012年02月07日 13:32
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